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乗組員は8名から9名。約半数は若い漁師さんで、船上は活気に満ちている。
カニを持つのはコック長も兼ねる木下君。
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水揚げされたベニズワイガニは自社で茹でて販売する分を除き、ほとんどは生の
まま保冷車に積み込まれ県外へと出荷される。「行き先はカニの本場といわれる北陸や山陰地方。男鹿沖のベニズワイは大型で身もびっしり詰まっているので、評判がいいすよ」と菅原さんは男鹿沖のカニの質の良さを強調する。
港の近くにある加工場にはカニを茹でる大型の釜が4台も並び、水揚げ直後の新鮮なカニを一気に茹であげる。ベニズワイはこのまま食べるのが一番だ。
鮮やかな紅色の足をポキリと折ると、表面が薄紅色をした身が姿を現す。ゆっくり慎重に身を引き出し、スルッと抜けた時は思わずニンマリ。一呼吸おいてから、その身を2本の指でつまんで一気に口の中に放り込む。ひと噛み、ふた噛み。汁をたっぷり含んだベニズワイ特有の甘さと味が口中に広がる感激の時よ。
その余韻を楽しみながら、もう次の足へと手が伸びてしまう。だから、家族でも仲間でもおいしいカニが目の前にあると、全員無口になる。ひたすら殻をむき、食べることに熱中するからだ。
男鹿温泉郷や男鹿一帯の旅館や民宿の多くでは、男鹿沖のベニズワイを食べさせてくれる。もちろん男鹿水産の直売所でも買うことができるし、電話による地方発送も可能だ。
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