タラ

真冬の男鹿沖の主役は、やっぱりこの魚。
地元の宿には新鮮なタラ料理がずらりと並ぶ。

タラ



 12月のハタハタ漁が終わり1月になると、男鹿の海ではタラ漁が本格化する。タラは漢字では魚偏に雪と書いて鱈。雪の降る冬に旬を迎える。
 北洋から太平洋北部、日本海北部と広い海域に生息するタラだが、秋田県沿岸では水深200m〜300mの海底に生息し、男鹿沖にも好漁場がある。底引き網や刺し網、延縄漁などで漁獲されるが、男鹿では底引き網漁による漁獲が最も多い。
 男鹿では船川港と椿港に合せて5艘の底引き漁船があり、1月から2月にかけては旬のタラをねらって出漁する。この時期は1年で最も海が荒れる季節なので、船はわずかなシケの合間をぬって出漁する。「そりゃ海が穏やかになる3月になってもタラは捕れるども、その頃になれば産卵が終わり。腹の中がからっぽになって値段も二足三文だ。ハタハタと同じで産卵前に捕らねばな」と漁師さんは言う。
 漁船は午前4時頃に港を出航し、1時間ほどで漁場に着く。時期にもよるが200m前後の海底で網を引く。「大漁の時だば途中まで網を巻き上げれば、その後は網が勝手に浮いてくる。深い海底から急に揚げられ、水圧の変化でタラの浮き袋がパンパンに膨らんでしまうからだ。網の中に何百匹ってタラが入っているもの。海面にボゴンと島が浮き上がってくるようなもんだ」と、漁師さんはその時の様子を語る。


BACK NEXT

AKITAFAN TOP


All Rights Reserved,Copyright AKITA Prefectural Government