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ナマコ
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小船の上から長い棒を操り突き続ける
戸賀湾のナマコ漁は冬の風物詩
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海水から揚げた直後の新鮮なナマコは、ころんと丸っぽい形をしている。ナマコを漢字で書くと海鼠となるが、まさにネズミのような形をしている。見た目は少々気持ち悪いが、酒の肴にはまことにぴったり。三杯酢で食べると、コリコリした食感と爽やかな味で酒がどんどん進んでしまう。
「ナマコは、1年中いつ捕ってもいいことになっているども、漁師の人たちが捕るのは、やっぱり12月から3月中旬位まで。やっぱり寒い時期が旬だな。それ以外は値段が安くて捕る人はいねえなあ」と秋田県漁協、戸賀支所の飯沢勉さんは言う。
秋田では12月から3月までが1年の中で最も海が荒れる時期。戸賀湾では船の上から箱メガネで海底をのぞきながらモリで突いて捕るので、風や波は大敵となる。「湾内は外海より波は静かだども、シケれば水が濁る。そうなれば透明度が悪くなってしまうので漁はでぎね。風が強えば船が流されてしまうし、潮が早くてもダメ。条件のいい時などそうあるものでね」と戸賀の漁師さんはいう。それだけに条件のいい日は朝早くから船を出す。
雪をかぶった戸賀の山々を背景に、湾内のあちこちに操業中の目印の赤い小旗を立てた小船が浮かぶ。漁師さんは船から身を乗り出すようにして箱メガネで海底をのぞき、時々、長い棒を海中にくり出しては引き上げる。いくら雨ガッパなどを着て完全防備しても、体全体に寒さが伝わってくるという。
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