フルーツほおずき フルーツほおずき

 南米ペルーが原産。上小阿仁村の特産品は
 爽やかな酸っぱさと、独特の甘みが特徴

フルーツほおずき



 日本で昔から栽培されているほおずきは六角形の赤い袋の中に赤い実が成る。真っ赤に熟した実はミニトマトのようにも見えるが、かじってみると渋くてとても食べられるものではない。漢方薬としても利用されているというが、ほとんどは観賞用だ。
 上小阿仁村で栽培されている「フルーツほおずき」は南米のペルーが原産。ハウスものは4月末に定植して7月中旬過ぎから収穫。露地ものは5月末に定植して8月のお盆過ぎから収穫が始まる。緑色だった袋が淡い黄色に色づくと収穫となる。かつて、ほおずきを口にしたことのある人は「本当に大丈夫だすか?本当に渋くないすか?と真剣な表情で聞いてきます」と上小阿仁村の野外生産試作センター係長、及川巧さん(42)は笑う。
 実は私も子どもの頃に苦さに顔をしかめた経験がある一人。山吹色の実を口の中に入れ、恐る恐るかんでみた。渋さはまったくない。爽やかな酸っぱさの後に、独特の甘みが広がる。日本で普通に店頭に並んでいる果物とはまったく異なる味だ。どちらかといえば、トロピカルフルーツ系か…。「糖度は13〜16度もあります。9月中旬過ぎ、収穫も最後の頃になると実はオレンジ色に近くなり、糖度はもっと高くなりますよ」と及川さんは言う。
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