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モモ
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日本一出荷の遅い「北限のモモ」は
朝晩の気温差によって甘さも充分
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モモは真夏の果物というイメージがある。事実、秋田県内の八百屋やスーパーに並ぶのはお盆前後が最も多い。全国で一番モモの出荷量が多いのは山梨県、次いで福島、長野と続くが、その収穫と出荷は気候の温暖な西日本から始まり、次第に北へと産地が移動する。リンゴやみかんなどのように保存ができないモモは、収穫したら即出荷。いわば産地間のリレーで大都市の市場にモモを供給しているが、全国の産地の中でアンカーを務めるのが鹿角産だ。
「実はお隣りの青森県でもモモを栽培している地域はありますが、出荷時期はここより早い。鹿角は気候的な条件から市場出荷時期が全国で一番遅いんです。だから北限のモモを名乗ってます」と「JAかづの」の担当者。9月上旬から下旬にかけて出荷される「北限のモモ」は、残暑の厳しい首都圏の市場で年々人気が高まっているという。北限のモモの生産量は山梨県などトップクラスの産地と比べると微々たるものだが、出荷時期が重ならず品質も上々なので市場での価格も高い。
鹿角市は戦前からリンゴの栽培が盛んに行われてきたが、この地で最初に桃の栽培を始めたのが田中由右衛門さん(74)だ。
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