佐々木さんは栗園の一部を栗拾いを楽しめる観光栗園として解放している(電話による予約が必要)。入園料は大人200円で小人は無料。拾った栗はキロ700円で買うことができる。この観光栗園以外は自分たちで拾わなければならない。
 「盛りの頃になれば4、5人のパートさんを頼んで毎日栗拾い。平らな土地だけだったら楽だども、少々きつい斜面もあるので拾う方も大変だな。でも父さんは栗畑に行っても、枝ぶりや生り具合など、上の方ばっかり見て歩くから栗を拾ってこね。反対に私は栗を拾うから下ばっかり見て歩いているんだ」と奥さんの弘子さんは笑う。
 佐々木栗園では収穫した栗の直売もしているが、20年ほど前からは栗の加工品の製造、販売も行っている。大きくて形のいい西明寺栗の特徴を活かした渋皮煮や甘露煮。甘みの強い栗をつぶしてペースト状にした栗のジャム「栗の子」など、商品も増えつつあるという。
 日当たりが良く、手入れの行き届いた一帯の栗園は春になると一面にカタクリの花が咲き誇る。中でも八津・鎌足地域のカタクリの群生地は日本一の広さとして知られている。これも佐々木さんら地区の人たちの日頃の手入れのお陰である。
取材協力、佐々木栗園 電話0187-47-3046


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