松館しぼり大根 松館しぼり大根

 八幡平松館地区のみで代々栽培されてきた
 おろし専用の大根。その辛さは通常の3.7倍

松館しぼり大根



 「しぼり大根」は鹿角市八幡平松館地区で古くから栽培されている、おろし専用の大根だ。大根という割には長さが足りず、ずんぐりむっくりした形だが、大根おろしにした時の辛さは超一級だという。
 「ここ(松館地区)はかなり昔からどこの家でもしぼり大根を植えていたらしいども、ほとんど自家用だったようです。俺のばあさんの時代になってからやっと、このしぼり大根に手打ちのそばをセットして花輪の町に売りに行った程度で、本格的に栽培して販売するようになったのは最近のことです」。こう説明してくれたのは、しぼり大根栽培組合の代表、山崎道博さん(50)。
 組合を作って本格的に販売に取り組むようになったのは、平成14年から。それまでは、地元農家が自分たちで採った種を使っていたため、形や辛さにばらつきがあったという。そこで秋田県農業試験場が在来種の中から辛みの強いもの、形の良いものを選び出して改良をすすめ、新品種の「あきた鬼おろし」を開発。この種を使い、本格的な栽培が始まった。
 「11人の組合員で約3.6ヘクタールの畑で栽培してるんす。組合員以外でもほとんどの農家で自家用に在来種を栽培してるな。やっぱり地元の特産だもの。7月下旬から8月の初旬に種を蒔き、収穫は10月下旬から。寒くなるほどに辛みも増してくる。収穫後は常温で3月上旬まで保存できるけど、JAにお願いして夏場まで保存できる貯蔵方法を試してもらっています」と山崎さん。 

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