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三関せり
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豊富な湧き水と柔らかい土が育てる
三関せりは、白くて長い根が特徴
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秋田を代表する郷土料理「きりたんぽ鍋」に欠かせないのが、せり。今や全国的に有名になった比内地鶏の陰に隠れているが、せりがなければ「きりたんぽ鍋」の味は半減してしまう。数あるセリの産地の中で、きりたんぽ鍋に合うセリといえば、やはり湯沢市三関地区のせりだと秋田の食通は口をそろえる。
三関産のせりは茎と葉の部分は深みのある緑色で、しゃきしゃきした歯触りとほどよいほろ苦さがいい。さらに、真っ白で長く伸びた根。この根がまたおいしいのだ。微かな土の香りとサクサクした食感は「きりたんぽ鍋」のだし汁に見事に調和。他県から来た観光客は「『きりたんぽ鍋』にせりの根を入れる」と聞くとビックリするが、秋田では茎や葉より根の方がおいしいという人も多い。
秋田県のほぼ南端に位置する湯沢市三関地区はサクランボの産地としても有名だが、セリの栽培はそれよりもはるか昔から行われていたという。「私のじいさんの代はもちろん、そのかなり前から栽培していたという話なので、江戸時代から始まっていたもんでねえすべか。この地区は山の麓から湧き出る水に恵まれているもんだがら、せりの栽培には適しているんすべな」と語ってくれたのは栽培農家の近藤助左エ門さん(58)。
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